【耳の病気一覧】 猫の病気/猫の医学館~猫の病気大百科で知識を増やそう~

耳ダニ症

症状◆痒がり、耳垢が出る

ミミヒゼンダニというダニが外耳道に寄生して発症します。これは保有猫との接触により感染します。痒みが激しいので耳を引っかく仕草が見られます。たまっている耳アカを取り除き、殺ダニの薬を塗布してダニを駆除します。完全に治療しないと再発の恐れがありますが、1度完治してしまうと再発の恐れはありません。(name="ea1")
中耳炎(内耳炎)

症状◆痛そうにしながら、頭を傾けている

痒みはありません。首をかたむけて歩いたり、首を振るような仕草が見られます。ひどくなると炎症によって患部が化膿したり平衡感覚が失われたりします。耳をきれいに消毒し乾燥させることが必要です。同時に抗生物質や内服薬を投与します。外耳炎から中耳炎になることが多いので注意が必要です。(name="ea2")
耳介血腫

症状◆耳が腫れ、しきりに首を振ったり掻いたりしている

耳ダニ症や外耳炎の結果引き起こされることが多い疾患です。痒みのため耳を掻き続けたり、首を振っていると耳介の内側の血管が切れて腫れあがります。まずは耳垢を取り除き、患部を消毒します。耳ダニいる場合は駆除剤も使用します。化膿がひどい場合は手術が必要です。抗生物質や消炎剤も併用します。あまりに痒そうにしているならば、引掻き防止の為に獣医師に相談してエリザベスカラーをつけるのも手です。放っておくと耳の変形にもつながります。(name="ea3")
耳垢腺腫

症状◆耳に出来物が出来た・化膿が治らない

分泌線の耳垢腺に腫瘍が出来、その腫瘍が外耳道を閉塞することがあります。その腫瘍より奥に炎症があると腫瘍に邪魔され薬が届きません。その為、奥の炎症はなかなか治らないということになってしまいます。また耳垢が詰まったままの状態になり難聴を引き起こします。手術によって腫瘍を除去し、その後、外耳炎の治療を行うことが一般的です。(name="ea4")
外耳炎

症状◆耳に出来物が出来た・化膿が治らない

外耳道(耳の入り口~鼓膜の間)が細菌感染により炎症を起こしたものを外耳炎といいます。耳アカが溜まることによってダニが繁殖したり細菌が繁殖したりすることによっておこります。また、引っかき傷からも発症します。猫の耳の病気で最も多いと言われています。放っておくと膿が出て痛みを伴い、外耳道を切除しなければならなくなります。慢性にもなりかねません。治療は外耳道を洗浄消毒し抗生物質や抗菌剤を塗布、または経口投与します。重い外耳炎の場合、完治まで数ヶ月を要することもあるので早めの治療を心がけましょう。(name="ea5")