【腫瘍(ガン)一覧】 猫の病気/猫の医学館~猫の病気大百科で知識を増やそう~

胃腫瘍
症状としては嘔吐や吐血などがあげられますが、これらは胃腫瘍特有の症状ではありません。腫瘍には良性のものと悪性のものがあります。触診では区別がつきませんので精密検査が必要です。治療の方法は、良性の場合は早い段階で発見すれば手術をしなくても済む場合もあります。また手術をする場合でも完治が望めます。悪性の場合は一刻も早い手術が必要です。術後に化学療法を必要とする場合もあります。腫瘍に関しては良性であれ悪性であれ早期発見・早期治療が第一です。(name="ca1")
リンパ腫
猫白血病ウイルスや猫免疫不全ウイルスに感染していると発生しやすいと言われています。頸部、わきの下、足のつけ根などのリンパ節に腫れが見られます。リンパ組織のガンですので、外科的治療ではなく抗ガン剤や放射線による治療を行います。代表的な病型には縦隔型と消化管型と多中心型があります。(name="ca2")
縦隔型リンパ腫
発症の平均年齢は2・3歳です。前縦隔リンパ節や胸腺に発症します。症状は咳や吐き気、胸水の貯留による呼吸困難などが見られ、食欲・体力共に低下します。発症した猫のうち、1/3~2/3以上が猫白血病ウイルスに感染しています。治療は化学療法と放射線治療法を組み合わせて行います。(name="ca3")
消化管型リンパ腫
発症の平均年齢は8歳前後です。下痢や嘔吐が続き、食欲が減退し、痩せ細り、一日寝ているくらいグッタリします。治療は化学療法と放射線治療法を組み合わせて行います。(name="ca4")
多中心型リンパ腫
発症の平均年齢は4歳前後です。これも発症した猫のうち、1/3~2/3以上が猫白血病ウイルスに感染しています。この病気特有の症状というのは無く、発熱や食欲の減退などの症状が出ます。治療は化学療法と放射線治療法を組み合わせて行います。(name="ca5")
乳腺腫瘍(乳ガン)
オスが発症することは稀で、ほとんどがメスの病気です。猫の乳腺の腫瘍は悪性の場合が非常に多いので早期発見が重要になります。悪性の乳腺の腫瘍を乳ガンといいます。お産の経験が無い猫は少し発症率が高いようです。治療の方法は、手術や抗ガン剤の投与を組み合わせて行います。乳ガン予防のため、子供を生ませるつもりが無い場合は不妊手術を行っておきましょう。(name="ca6")
扁平上皮ガン
皮膚や口腔、鼻腔などに出来る悪性の腫瘍です。紫外線によって炎症を起こした部位がガンになる場合があります。白い猫や毛色の薄い猫はそれ以外の猫よりも発症する確率が高いようです。治療方法は手術にて腫瘍を摘出するのが一番ですが、それが不可能な部位の場合は抗ガン剤による治療となります。ただ抗ガン剤による治療だけでは完治は不可能に近いです。(name="ca7")
子宮ガン
正確には子宮頸部に出来るガンを子宮頸ガン、子宮体部に出来るガンを子宮体ガンといいます。症状としてはどちらも子宮からの出血が見られます。治療方法は抗ガン剤の投与を行いますが、状態によっては手術で子宮を除去しなければなりません。(name="ca8")