子猫を拾ったら~まずチェックしてあげること~

子猫が捨てられているのを見たとき、何とかしてあげたいと思う方も多いと思います。中には家で育ててあげたいと思う方もおられるでしょう。でもまず何をすればいいのか分からないという声をよく聞きます。そこで子猫を拾ったときにチェックすべき点、育て方をみてみましょう。

捨て猫には2種類あります

1つは人間が面倒見切れずに意図的に捨てたもの。もう1つは親猫が捨てたものです。どちらの場合もその捨てられていた時間が短ければ短いほど育つ(助かる)可能性が高いということは言うまでもありません。注意が必要なのは親猫が育児が嫌で捨てたのではない時です。
親猫はまれにわざと捨てる場合があるのです。それはこの子猫は育たないと親猫が判断した時です。私たち人間には区別がつきませんが、先天性の異常を持っていたり、虚弱体質の子猫を親猫は見抜きます。そうして捨てられた子猫はかなりの確率で命を落としてしまいます。

子猫を保護して育てたい場合、やはり一番確実なのは一度動物病院に連れて行くことです。病院に行くことで正確な体重や健康状態、生後どのくらいかが簡単に分かります。特に小さいお子さんがいる家庭やアレルギーを持った方がいる家庭の場合は、気軽に子猫を家の中に招き入れると感染症が移る可能性もあります。また子猫についていたダニが家の中で繁殖する危険もあります。

保護した子猫の様子を見る

子猫が放置された時間が長ければ長いほど、感染症にかかっている可能性が高くなります。(子猫は母猫の母乳によって免疫をもらうため、母乳を飲んでいない場合は免疫力が低い。)特に野良猫から産まれた子猫はその可能性が高いので注意が必要です。まず元気はありますか?全然鳴かなかったり、身体が震えていたりしませんか?次に目や鼻の状態を見てみましょう。涙で顔がべとべとしていたり、目やにがひどかったり、鼻水が出ていたりしませんか?またウンチをしていればその状態を見てみましょう。下痢っぽかったり、血便が出ていたりはしませんか?目や鼻、ウンチは感染症にかかっているとすぐに症状・変化がでやすい部分です。

保護した子猫の体重を知る

次にその子猫の健康状態を簡単に把握するために、体重がどのくらいなのかを知る必要があります。生まれたての子猫の体重は個体差にもよりますが大体100g前後です。そして健康であれば、毎日10g前後ずつ増えていきます。停滞している時は少し様子を見て、もしも減り始めたら病院に連れて行ってあげてください。

食べ物について

よく牛乳をあげても大丈夫ですかという質問が寄せられますが、牛乳はお腹を壊してしまう可能性が高いので、子猫には必ず子猫用のミルクをあげましょう。また人間の赤ちゃん用の粉ミルクも、成分や濃度に違いがありますので好ましくありません。どうしても子猫用のミルクが手に入らない場合は応急処置として、人間の赤ちゃん用の粉ミルクを、通常使用する倍程度に薄めてその中に砂糖をたくさん溶かしてからあげてください。授乳は2・3時間に1度が望ましいです。

生後1ヶ月以降の子猫ちゃんであれば様子を見ながら固形フードと水をあげていきましょう。はじめは人間の離乳食と同じで、ふやかして柔らかくしてあげたり、消化しやすいものからはじめます。(子猫用の離乳食というものも売っています)

ウンチが出ないとき

通常、母猫は定期的に子猫のおしりを舐めてあげます。これはおしりをきれいにするという意味もありますが、おしりを刺激してあげることで排泄を促してあげる効果もあります。ですので、母猫がいない場合はウンチがなかなか出ない子猫もよくいます。そこで母猫の代わりに人間が、哺乳後などに指や濡らした脱脂綿でおしりをやさしく刺激してあげましょう。